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学校・塾専用教材 VS 市販教材

幾度となく教材の選定を繰り返してきた経験から記載します。
なお、個別の教材の良し悪しではなく、総合的な比較です。

結論として、高校生用では市販教材、中学生用では学校・塾専用教材が、質・量ともに優れています

高校生用の教材については、高校入試よりも大学入試の方が遥かにキツく、高校生の方が積極的に教材を購入するため、競争原理が働いているのでしょう。
また、学校で配布される教材がわかりにくいケースが多いのは、解説が粗いためです。
教材が先生のお株を奪ってはいけないということでしょうか・・・。

一方、中学生向けは、市販のものよりも塾専用の方が良いものが沢山あります。
勉強に熱心な方からすれば不安かもしれませんが、事実として、良い教材に出会えるかどうかは塾の対応次第ということになります。

宿題への向き合い方

一人ひとりに与えられた時間は有限です。なので宿題への向き合い方はとても大切です。是非、次の手順で的確に対応してください。

1. 宿題の目的を把握する
宿題が出されるということは、何かしら目的があるはずです。
まずはそれを把握することが重要です。
【目的の例】
・授業の補完
・復習(わかるをできるに深化させる)
・演習量の確保(できる状態を定着させる)

2.宿題の質を確かめる
次に、どれだけその宿題に注力すべきかを判断するために、宿題の質について考えてみましょう。次の項目で確かめください。
・計画性のある宿題であるか
・他教科とバランス・量が考慮されているか
・難易度が適切であるか
・フォローアップ(繰り返し・復習)の仕組みはあるか
・学習方法改善(フィードバック)の仕組みはあるか
これらの項目で少なくとも3つは当てはまらなければ質の高い宿題とはいえません。


3.取り組み方を決める
3.1 高い質の宿題
適切な時間を掛けて丁寧に取り組んでください。面倒であるかもしれませんが、宿題について一生懸命に考え準備してくれた先生に是非、感謝してください。努力が後々活きるように、わかないな問題は、どのようにわからないかメモを残して今後の学習に活かしましょう。

3.2 低い質の宿題
なるべく時間を掛けないようにしましょう。
(1)手を抜く(答えを探す,手分けして作業して写す)
(2)やらない
(3)保護者からクレーム
教師と喧嘩をするのは得策ではありませんが、酷い場合には従わない方があなたの人生にとっては正解です。

授業vs映像授業vs問題集

どの学習形態が良いのでしょうか。特徴を記していきます。

1.授業
友達と一緒に受けられるので、精神的には楽です。また、勉強の強制性が得られます。一方、一斉指導では学習効率がどうしても低下します。学習レベルが「わかる」に留まることも多く、「できる」まで至らせるには講師の工夫が必要です。まして「身につく」レベルまで面倒を見てくれる授業は、一般的な学校や塾では非常に稀というのが現状です。「完全」個別指導であれば、これらデメリットは解消されやすいと考えられます。

2.映像授業
分からないところをいつでも何度でも閲覧できるのが大きなメリットです。ただし、これも「わかった」気持ちになって安心していると、受験学年で悲惨なことになります。「できる」「身につく」レベルまで持っていくことが重要です。そのため、管理能力を高い生徒であるか、マネジメントを「しっかり」してくれる塾に通っていれば、有効なアイテムになります。

3.問題集&参考書
非常に効率的で有効な学習方法です。自分で進めるのは不安になるかもしれませんが、結局は自分で問題に取り組んで深く考えなければ上達しません。過去問などの実戦問題の後に弱点を補強する場合も、使い込んだ問題集に立ち返ることが非常に重要です。一問一問を丁寧に、一冊一冊を大切に進めていくことで、着実に力を身につけることができます。ただし、どうしても人から教えてもらった方が理解が早い分野もあります。そういうところは、他の方法で学んだ後に、問題集で演習することが良い方法です。また、こちらも「映像授業」と同様、マネジメントが重要な成否の鍵を握ります。

4.結論
マネジメントさえできていれば「問題集&参考書」で勉強するのが最も効率的です。ただし、どの方法も一長一短ありますので、上手いこと使い分けることが重要になります。「授業でなければ不安」という方も多いのですが、それにこだわって残念なことになるケースが非常に多いのが現実です。その背景として、マネジメント中心の指導というのがまだ社会的に定着していないからだと考えられられます。10, 20年前と今では、情報量が全く異なります。いち早く良い情報を得て、良い学習方法を身につけることが、競争を勝ち抜くうえで必須となっています。

教材の進め方

どんなにわかりやすい授業でも、1冊1冊の教材を丁寧に進めていくことで得られる学習効果には及びません。せっかく手にした教材で最大限に学びを得てください!

1.「本書の構成と使い方」を必ず読む
殆どの教材では、はじめに「構成と使い方」が記載されています。その教材を進めていくうえで何よりも大切なことが書かれていますので、必ず読んでください。

2. 目次を確認する
目次を見てどのようなことを学ぶかを確認しましょう。教材によっては目次のページに問題数も書いてあるので、どれくらいのペースで進めていくかを決めてください。

3. 一問一問チェック
問題に取り組んでみてどれだけ解けたか記録を残してください。解説を読んでも分からない問題は放置厳禁です。先生に聞いたりネットで調べたりして、必ず分かるようにしましょう。そして、翌日以降、何回か解き直してください。

4. 2周目・3周目
1周解き終わったら、苦手な問題をもう一度解きましょう。自信が無ければ3周目、4周目と繰り返しましょう。
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